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議論下手で自己主張しない日本人

 投稿者:不動明王  投稿日:2006年 7月 9日(日)14時52分47秒
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   日本人社会では普段は和気藹々としておりますが、一旦議論をするとすぐムキになり感情的になって喧嘩になる日本人が大多数です。特に知能的な有識者ほど嫉妬や妬みに狂っていく精神的荒廃の凄いものを痛感します。意見や見解を言うと、批判や非難に受け取って弾圧封殺し、これ以上何も言うなと恫喝する有り様です。

 特に、日本語で、「わかった」と言うのは、必ずしも、同意、賛成、支持という意味ではなく、単に話の内容を理解した、何を言っているのかを理解したという程度である場合も多く、時には、「わかった、わかった」と連発する時は、「うるさい、黙れ」の意味であることもしばしばです。この「わかった」には、「分かった、解った、判った」がありますが、果たして何れの意味で使っているのか、全くワカりません。そこまで厳密に意味を理解して使い分けている者は皆無でしょう。そしてすぐ年齢や肩書きなどの外見、姿形、形式を気にして攻撃することが多いようです。「黙って人の言うことを聴け」などと言いながら、自分は人の話を聴かないことも多いようです。

 また天下国家に関する議論をしても、すぐ個人的問題にすり替えて攻撃する有り様です。即ち、国家や国民を批判しても、自分が批判されたと錯覚するほどに、葛藤性に富んだ単純でナイーブな感性であるようです。当方の、日本語に関する欠点の分析や疑問に対しても、「それでは日本語を使うな、日本から出ていけ」などと言う者もおり、全く議論にもならず、単純、短絡、単細胞、幼稚的思考により感情的・神経質になって、意見や指摘、提案などを非難、中傷、攻撃と受け止めたりして、嫉妬や妬みの下に、(批判などしていないで)謙虚になれ、夢を持てなど(遠回しに黙れ)と言って、逆に説教することが多いようです。

 むしろ、当方の見解に対して反発する者にこそ、「カタカナ外来語を安易・自由・勝手に使うな」と言いたいものです。実に、思考停止、思考分裂を招来させている、自己矛盾の実態に何ら気付いていないのが、日本人の国民性とも言えるでしょう。要するに、論理的思考や哲学的思考には全く不向きで不得手であるようです。

 実に意見や主張、批判や批評を封じ込め圧殺し黙殺する国民性が、外国からの批判・攻撃に対して逆に的確に対処も出来ずに、是非、諾否を曖昧模糊にして付和雷同し、右往左往し右顧左眄する由々しき現状を招来させていると言えるでしょう。聖心先生も、米国人は普段は議論し対立することがあっても、いざとなれば皆がまとまっていくのに対し、日本人は普段は協調し和合し合っていくが、いざとなれば皆バラバラになると言っておられ、この原因や背景は、実に無理に批判を封印し抑圧し、曖昧模糊にして思考停止、無責任に陥っていくからだと言っておられました。日本の和合とは実にその本質は、見せ掛けの虚構に満ちた野合に他ならないものではないでしょうか。

 この批判を封じ込める日本人特有の国民性は、ある面では、無益な対立を排除させていく良い場合も過去にはあったようで、現在でも、国民社会の中にも少なからず残存しておりますが、今や国際環境から言っても欠点や欠陥が多く、その現代的マイナス面を指摘しているものであります。議論を回避し和を尊ぶ対応を長所だとするのは、状況や背景、因果を無視した方便・詭弁・誤魔化しでありましょう。言うべきは言い、反論すべきは反論し、行動すべきは行動する、これぞ国際社会に求められている毅然とした正義感・信義感の溢れる外交であり交際であり、真摯で真剣な生き方・付き合い方でありましょう。

 物言わぬ腹芸や阿吽の呼吸、以心伝心、根回し、沈黙は金などの美徳や謙虚心の押し付け・強制、自己主張もさせない批判封じ込め、そして急に「話せば分かる」など言うような、後ろ向きの消極的で縮み志向の自分中心の思い込みの会話は、世界には通じないと言えるでしょう。話せば分かるのなら、最初から話して分かり合うべきでしょう。

 経済活動の社会でも契約観念すら厳しく求められているもので、なあなあ・まあまあの集団主義の談合・野合社会では全く通じないでしょう。仮に通じるとすれば、昔風の親しみ寄せ合い慈しみ合う日本人の仲間同士、或いは、馴れ凭れ集りつるみ合う狡猾漢同士だけであり、閉鎖的な閉じ籠もりの人間関係でしか通用しないと言うことでしょう。

 さて知り合いの某外国人が、日本人を嘘吐きだと言っていましたが、軽々しく口にした約束を平気で破っていくことに対する嫌悪感に他なりません。契約観念に乏しい日本人の発想ならば、曖昧模糊とした軽々しい返事を連発して行き易く、また状況が変われば、安易・気軽に言った言わないで変更して行き易いのですが、世界的には通用しないことが多いようです。日本人ならば、そんな口約束を信じる方が可笑しいとでも言うのでしょうが、日本人の曖昧模糊とした対応が、今や世界的常識からも逸脱してきたようです。

 余談ですが、最近の中国による日本の知的財産権の模倣やコピーの蔓延に見られるように、同じアジア人でも中国人の方が、ビジネス面でも日本人よりも契約を遵守する意識もなく、狡猾に豹変させていく面があるのも確かでしょう。日本のずる賢い国民性は、案外、一回りも上手の中国大陸伝来か、韓国などの北東アジア人に共通のものかも知れません。

 なお、日本人、韓国人、中国人などの国民性の違いとして、例えば、人の物を盗ったことが見つかったら、大多数の本来の日本人は、ばれたら潔く顔を赤らめて済まなかったと反省し自虐するものですが、中には、盗ってもいないのに、何も反論もせずに黙っている者もいるくらいです。韓国人の場合は、「それなら返せばいいだろう」とくるようで、窃盗罪は盗った段階で既遂で犯罪成立であり、返せば未遂や無罪放免となるものではないことが分かっていないようです。

 また中国人の場合は、「盗ったと言うが、自分の物だと証明できるか。証明できないで人を泥棒呼ばわりするな。謝罪して慰謝料を払え」と逆襲することもあるようです。迂闊に指摘したり、謝罪しようものならば、弁償が付きまとうのは世界の常識のようです。今や日本社会のように、謝罪を単なる言い訳や弁解に考えていては、世界に通用しないのも確かでしょう。

 知的財産に関しても、中国人は「知的財産を尊重せよと言うならば、紙や火薬、羅針盤、印刷術などの世界的大発明は中国人が考えたものだ。世界は中国に使用料を払え」と言っており、日本にも、「知的財産とうるさく言うならば、中国が発明した漢字や中華料理を勝手に使うな、漢字や中華料理の使用料を払え」などと言っていますが、現在、中国が使用している漢語で、近代明治になってから出来た政治、経済、法律などの分野における西洋外来語は、何と七割ほども、日本が翻訳し発明したものであり、むしろ中国こそ勝手に使うなと言い返したいものです。

 なお、某有識者は、日本人は集団では行動できるが、個人で
は何もできないなどとも指摘しております。日本人は自立できない行動特性を反映して、自己主張や議論が出来ない精神構造を形成しており、建設的な批判をしても阿諛・嘲笑・非難と受け止めて葛藤しやすく、議論をすれば直ぐ感情的対立に至って口論喧嘩になり、この点は同じ北東アジア人でも韓国人とは大きく相違する点でしょう。韓国人などは延々と議論をし、食事の時間が来たら仲良く一緒に食事をし、その後再度、議論をするという具合です。これは白黒、善悪、勝敗、優劣を明確にしていくもので、議論の敗者や論理破綻者は勝者に従うという原則を実践しているものでありましょう。

 しかし、これは大多数の日本人にはしつこいと感じ、議論は面倒だと言って嫌悪し反発し排斥する傾向にあり、外交交渉面でも敗退している心理的背景でもありましょう。こういう世界の常識が日本人社会には欠けていると思われるから、世界的にも表舞台でも物言わぬ穏和でおとなしいことが、謙譲の美徳と言わんばかりの日本人像を醸成しているのでしょう。

 ところで、某有識者によると、アメリカでは、初等教育の頃から話し言葉を重視した教育が行われており、何か珍しい物を持っていって説明する「ショウ アンド テル」、理路整然と意見を主張して相手を説得する「ディスカッション」、信条に関係なく賛成派と反対派に別れて討論し、聴衆を共感させる技術を競う「ディベート」などと、実に多様な口頭発表訓練が行われているようです。

 書き言葉優先の日本語を使用する日本人は、何れも不得手であると言えましょう。ところが、ある専門家は、真のディベートとは、外国のように、詭弁を使ったり偽善的な方法ではなく、よって日本独自のディベートを世界に向けて発信することが大切だなどと言っているようですが、具体的に如何なるものが日本的なのかまで明らかにしてはいません。実に曖昧な日本的な発想でしかなく、これでは世界を相手に議論も出来ない国民性であることを自認するものでしょう。それに、詭弁や偽善を論破するのもディスカッションでありディベートではないでしょうか。なお、今や現在の日本社会には、曖昧な表現で主張や責任を曖昧にし、外国以上に詭弁や偽善が横行しているように思います。
 

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